命の尊さを考え、学び、そしてケアする
本学の建学の精神は赤十字の人道にあります。いかなる場合においても一人ひとりの尊厳を守り、人々が有する平和と健康に生きる権利を、看護を通して広く社会に、さらには国際的な分野においても実現するため、看護学に関する専門分野の教育、研究を行うことを目指しています。
カリキュラム
本学のカリキュラムでは、赤十字の理念に基づき、幅広い教養と豊かな人間性を培うとともに、看護の実践と研究に必要な基礎的能力を持ち、人類と国際社会に貢献できる人材を育てることを目指します。
本学では、講義、演習、実験、実習という授業の形があり、各学年にさまざまな授業形式をおりまぜながら、各自が主体的に行動する力を身につけていきます。また、学期性は前期、後期の2学期制で、前期は4月、後期は10月から始まります。
学科目は、人間、社会、人間と科学、言葉、基礎ゼミ、赤十字・国際・災害、専攻専門科目、実習です。
卒業後の進路
本学では、きめ細かな就職支援・進学相談を実施するため、就職支援委員会を設置しています。また、1年生から就職活動状況、就職後の状況を卒業生から聞く機会として、就職ガイダンス、毎年4月に本学で実施する日本赤十字社関連病院・実習説明会を実施しています。
卒業後は、看護師、保健師の国家資格を生かして、各都道府県の赤十字病院や総合病院、国公立、私立の大学病院等に看護師として就職する学生、市町村の保健所に保健師として就職する学生がいます。
進学に関しては、専門的な学びを深めたり、専門看護師の資格取得をめざして大学院修士課程に進学する学生もいます。進学先のみならず専攻分野について十分考えた選択が必要です。将来、助産師を志向している方は、助産師の専門教育を受ける必要があります。助産師の教育機関には、大学院、大学専攻科、短期大学専攻科、助産師専門学校等があります。
本学では、自立性に富み専門能力の高い助産師の育成に向けて、平成19年度に大学院研究科修士課程に「国際保健助産学専攻」を開設しました。本専攻の実践コースは、助産師国家試験受験資格および受胎調整実地指導員の申請資格が取得できるコースです。2年間の教育課程の中で、助産師を目指して頑張っています。
